| 志太郡衙の風景22 | |
『万葉集』で年初の歌を ![]() 福島久幸さんは新年を金泥書短冊(写真)にして寿ぐ 新しき年の初めはいや年に 雪踏み平し常かくにもが (大伴家持 4229) 初春の初子の今日の玉箒 手に取るからに揺らく玉の緒 (大伴家持 4493) 新しき年の初めに豊の年 しるすとならし雪の降れるは (葛井連諸会3925) あしひきの山の木末のほよ取りて かざしつらくは千年寿くとぞ (大伴家持 4136) 新しき年の初めに思ふどち い群れて居れば嬉しくもあるか (道祖王 4289) そして、万葉集は新年を祝い、明るい将来を展望する歌をもって巻をとじる。 新しき年の初めの初春の 今日ゆる雪のいやしけ吉事 (大伴家持 4516) 新(あらた)し、の響きはよいが、人によってはせつなくもある。 冬過ぎて春し来れば年月は 新たなれども人は古りゆく (作者未詳1884) 物皆は新たしきよしただしくも 人は古りにしよろしかるべし (作者未祥1885) 千二・三百年前の歌を今も気軽に読み、人々と楽しむなんてことは日本人 ならでは。 (歌は『新潮日本古典集成 万葉集』から) | |
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